なすり合いかばい合い

なんたって子ども　元気な男の子
帰省中　快晴はよくいたずらをした

このじいじはそんなとき遠慮なく叱る
手は出さない　コラーッ　ってなもの

叱られ慣れているのか　それとも心底
震えあがるほど叱られたことがないからか

あまり応えていない　むしろ
ゆあがすーっと姿を消す　どうやら
そんなときのじいじは怖いらしい

と　ここまでは姉弟のお話　ここからは
我が家の母と娘のお話

パピのころ　ふぅはいたずら三昧
フロアマットを引きずり回したりソファを破ったり

叱りはしない　じーっと睨みつける
それでふぅは叱られていると

悟っているのかどうなんだか　ウォッ　ウォッ　とやり返し　そしたらすかさず　あずきが耳をペタンコにしてご機嫌取りにきたもの

ふぅちゃんを怒ったらあかん　だったか
ワタチちゃうで　ふぅちゃんがやったんやで　だったか
そのあたりのほんとのところは今でも不明だ

ちょいとお出かけ　犬たちは留守番　ってとき
帰宅すると車の音か門扉の開閉音か

いち早く気配を察したこいつらが



リビングの窓際でお出迎え　去年まではひなもいて
三匹並んだあまりの可愛さにしばし足を止めたもの

しかし　内心少しはドキドキ　留守の間に何か悪さをしていないか　まさかひなのゲージを引っ張り回してフードを横取りしてはいないか

そして　案の定やらかしてくれているふぅ　かくして
睨みつけて　ウォッ　ウォッ　であずきが・・・

どうやらトラウマ　というか反射行動　というか
玄関からリビングに入ってくる頃には
さっきまで窓際で並んでこっちを見ていたのに



冷蔵庫の陰から様子を伺うあずき　けれど
ふぅももう４歳　この頃はいたずらもすっかり鳴りを潜め

あずきはもとよりふぅもお利口さんなものなのに
なんにも悪さなんかしていないのに

このくせばかりはどうにも治らないものらしい
で　おいで　と呼んだら耳をペタンコにしてほふく前進・・・





可愛いもんです　あずきの頭をポンポンしてやってください

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追伸　　今夜は再現写真でお届けしました