しょうがない私たち

ちょいと留守にしてもバリケードを外してても

ひなのフードに手を　いや口を

出さなくなったあずきとふぅ　こりゃ

ひなの居住区を解体できる日も近いか

それは確かに一歩前進　いよいよ

新しいコーギーライフの始まり・・・けれど

一方で　それはなんだかつまらない私

私たちはドッグトレーナーではないし

厳しくしつけたい飼い主ではないし

だって犬だもの　犬は犬らしくいてほしいもの

いつまでも　手のかかる困った犬でいてほしいもの


妻に急な仕事のオーダー　つまりは私も急な送迎係

短時間の仕事のお迎えの帰り道　まだ

モーニングが間に合うからファミレス　つまりは

ちょいと長い留守番　さーて　どうしているか

賢くしてたらそれはうれしい

こらーっ　ってことになってたらもっと楽しい

どうぞ

可笑しいもんだから
可愛いもんだから
うれしいもんだから

妻の声は迫力がないし
ほとんど笑ってるし
どこか弾んでるし







ほんとは叱らなければいけない場面
どうすべきかそんなこと百も承知　けれど

だって犬だもの　犬は犬らしくあればいい
行儀やしつけや　賢くなんてなくていい

食事の前の　「おすわり」　「まて」　「よし」
これさえできたら私たちは他は要らない

いつまでもしょうがないこいつらが楽しい　そんな
こいつらとの暮らしが楽しくてしょうがない　そんな

しょうがない飼い主としょうがない三匹を
これからもどうぞよろしく




ったく　しょうがないラスボスとチーママ

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