親と子

あんた 迎えに来てくれたんか
 
んなら乗せて帰ってか
 
お世話になりました

 
だなんて もしかしたら言うかもなー と妻と話しをしていました
けれど どちらさんですか? なんて言うよりはマシかなー と
 
近くの薬局の駐車場から 迷子になりました と
過去何度かヘルプの電話 迎えに行く用意はできていました
どうやら今日はまっすぐ来れたよう お昼過ぎに
 
ピンポーン
 
VSC_8439a.jpg
 
もしかしたら涙の対面・・・余計な心配でした
姪が来た時と一緒
御姉さんはにこやかで おばあちゃんはご機嫌さんで
 
御母さん ひさしぶりです
ようここがわかったなぁ
お元気そうで安心しました
長いこと勝手してすんませんねぇ

あれやこれやしばしの歓談 やがて
もうすこし兄貴の気持ちが落ち着いたら戻ってもらうつもり・・・
なんて御姉さんは言うけれど
 
そりゃそれがいちばんいい形とは思うけど
長い間顔を合わせていないから落ち着いているだけ
一緒に暮らし始めたらたちまち元の木阿弥
あのときの二の舞になるくらいならこのままで・・・と
私の返事は以前のまま
 
兄貴の気持ちは少しはわかります 但し 少しだけです
田舎で 長男で 親の期待は大きく ずーっと同居で
耳に痛いことをいっぱい言われて来たでしょう
理不尽な仕打ちもあったでしょう
 
私も子供ながらに
兄貴に何もそこまで言わんでも と親父らに思ったことも 逆に
非は兄貴にある 怒られてもしゃーない なんて思ったことも
 
それが何年も何十年も続いたら仲も悪くなるでしょう
顔を見たら腹が立つ 腹が立てば顔に出る
人は自分を映す鏡です 毎日顔を合わせれば
なんかしらんけど顔見ただけで腹が立つ なんてこともあるでしょう
 
積年のそんなこんなが澱となり 兄貴の心の底に溜まっているそうです
それが思い出されて 夜眠れない 眠れないから夜通し酒を飲む
体がおかしくなる 心がバランスを失う 腹が立つ そして 眠れない
 
思えば可哀相なもんです けれど
やっぱり けれど と思うのです
 
親子なのですから そんなものを凌駕する何か
頭ではなく理屈ではなく 心に湧き上がる 親子の情のような
そういうものすら兄貴は失くしてしまったか
 
今のおばあちゃんは認知なのだから それは病気なのだから
親が弱って元気を無くして 自分もいい歳になって なのに まだ 
この期に及んでも 親を許せないか 親を愛せないか
 
あんなことを言われた とか
こんなことを言いやがった とか
そんな 大昔の 誰も覚えていないような古い記憶に
いつまで囚われているのか
 
誰だって 若い時は 未熟で 未完成で 「嫌なやつ」です
失敗や失言だらけです みんなそうです

親父らもその頃は若くて 親になったばかりで
大変な時代で日本中が貧しくて それでもふたり
働いて働いて 歯を食いしばって働いて
 
悔しいことばかり 情けないことばかり 
けれど子供は宝で やっぱり子供は可愛いくて
汗にまみれて泥にまみれて私たちを育ててきたのです
そんなの目を閉じれば簡単に想像がつくことです
 
この歳になって ようやく知ることがあります
親の気持ち 親の苦労 親の愛
正に 50 60 はな垂れ小僧です
 
親は理不尽なもんです 子供に傲慢です
それは裏返せば責任感です だから
誰だって手探りで いつだって迷い道

そして気付きます
私たちはどうだったか 私はどうか
子供を前に 正しい親か 胸を張れるか
 
さらに 親を前に思います
正しい子供か
あんたを産んで良かったと言ってもらえるか
 
兄貴にはやっぱり思います
親父らの瑕疵を言い募ってばかりいるけれど
そういうあんたはどうやった と
 
なんだかんだはあっただろうけど
ここまで来れたのは親が道をつけてくれたから
そんな親を放り出して なんで毎日平気でいられるのか
 
この一点に限っては
私は兄貴が理解できないし 許せないでいるのです
 
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コメントありがとうございます♪

e-488 まちサン
心のこもったコメントをほんとにありがとうございました。
すぐに、と思いながらお返事が遅すぎですね・・・
滅多に催促しない夫が、あまりといえばあまりやで、と(汗)
たしかに、礼を逸してます!ごめんなさいね。

私はなんにもがんばってないのですが、なぜかこんな風に声を掛けていただくことが多くて・・・おはずかしいくらいです。
母はとても穏やかで、皆さんご想像の壮絶な介護というのとは違うのですが、なんといっても今まで気ままな生活だったんで
それに比べれば、とても規則正しい主婦業しております。

まちサンも多感な時期にたいへんな思いをされてるんですね。
それでもちゃんとご両親のお世話もされて、そこまでの気持ちになるのにいろいろあったことでしょうね・・・
ご兄弟の気持ちももっともなのかもしれません。

性格もちがう、親子の形もいろいろ、もう私たちも充分大人なんで
そうは変われないし、湧き上がってくる気持ちもどうしようもないのかなと思ったりします。
これからどうなっていくのか・・・
なるようになるかという思いと、実家は田舎の旧家なので
いつまでもこのままはないという思いと。
あまり急がずに考えようと思います。
ほんとにあたたかいコメントをありがとうございました。
なんだか泣けてきました。
何にもがんばってないのですが、まじめに主婦してるだけでも
自分をほめてやりたいと思います(笑)

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人というものは

性格がそれぞれ違う
私も兄弟姉妹4人 親はすったもんだのあげく
離婚 もめにもめた日々を思えば気が楽でしたが
あの頃は私たちはまだ 子供でしたから
姉は母についていき
残された3人は 父の毎日の合わない酒で酔った帰宅
父とすれば そんなに暴れたかだったでしょうが

私たちは 本当に怖い時間でした
そして母は 自分の好きに生きたとしか感じられず
そのうち 父と母は別々の連れ合いを見つけ
私達は 子供だけで暮らすという事態に
その頃はもう私は高校生でしたから なんとかなりましたが 無責任な親に苦しめられた 妹は30代後半より
急に母親に冷たくなり 絶縁状態続いております
それぞれの 言い分あるでしょう
鬱積したものもあるでしょう

でも親です 親が居なければ今の自分がいない
親を否定することは 自分を否定することにと
ちゃんと理解できる人はいいのよね
どうしても 弟と妹と姉は 親を許せないのです

私が妹たちに思うことは 自分が逝くとき後悔のない
ようにと それだけなのです

お母さんとても幸せに過ごされてる様子 
あずき母さん ほんとうに頑張るね すごいです
いつも心ほっこりと見させていただいてます
頑張れ 頑張りすぎないでね
プロフィール

あずき家

Author:あずき家

岡山県生まれ
リトル・エルフ・ケネル出身
両親はキッドと真珠 
今は兵庫県の南の方
ドッグランが大好きな
超お転婆コーギーです
2014年6月4男5女を出産
長女のふぅ四女のひなと
賑やかで大騒ぎの楽しい毎日

明日も来てなー    応援してよーっ
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