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あの日の肩たたき

毎月 JAFから届く小冊子

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2~3日手近に置いて3~4回パラパラ
楽しみにしてるページがありました 

見開きの目次のページの
星野富弘さんの詩と絵 それが

今月号で最終回だとか

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最後は私が一番好きな詩でした 
母親の顔が見たくなりました

雨の合間に妻の実家の墓参り 
母親が世話になってる施設はすぐ近く

寄る?
いや やめとく
なんでぇ 顔 見ておいでよ
・・・
見ておいでって 大勢で行ったらあかんねやったら私車で待っとくし


居眠りしてました

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スタッフさんに起こされて

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遠くから見るだけのつもりでしたが 
横に椅子を用意してもらったし 
私に気が付いた母親がこっちおいでと手招きするし

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私が誰だかわかっていませんでした ただ 顔を知ってる人・・・以前は 名前が出てこなくても言えば思い出したのですが 私が末の子どもだとわかったのですが 機嫌はよくてカラカラ笑って あんたが来てくれたらいちばんうれしいわ と言ったあとで隣の人に この人は東郷平八郎 と言ったかと思うと 楠木正成さんや

痛いとこあるか
どっこも
しんどいとこは

なーんも 私元気やで

だったらそれがいちばん このあと 
手をピシャリと叩かれました

折悪しく食事が始まる時間 長居は無用です

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まだ帰らんとってぇな あんたが帰ってしもたら淋しいがな 
はよここ座り これブドウや 食べ


実は 長い間母親に会いに来ていませんでした このことで
なんで行かへんの? と妻と言い合いになったこともありました

妻とふたり ときには娘も一緒に来ていたころ
笑いながらおしゃべりしながら 母親の
ちょっとした表情 目の奥の光に気が付いていました

(機嫌が悪くなってる 怒っている)

やがて 場の空気がトゲトゲしてきて

(あかん 帰ろ)

私たちは帰ればそれでいいけど 
そのあと母親が荒れてはいないか 
スタッフさんに迷惑がかかっていないか 

そんな気がして だったら
行かないほうがいいのかも・・・
そんなことも思ってたある日

あんたらがいっぱいで行ったら 帰ったあとおばあちゃんが滅茶苦茶になって大変らしい だから 行くのはちょっと考えたほうがいい

そんな便りが風に乗って届いて

そうかぁ やっぱりそうやったか・・・

もしかしたらそうかもと思ってたことが
はっきりそうだったとわかってしまった

自分だけがいいつもりで
自分等だけがいいことしてるつもりで

実は周りに迷惑をかけていた
誰も喜んではいなかった ただただ
ひとりよがり 大きな迷惑

来るなと言われたら行きたくなるもの
会えないとなったら顔が見たくなるもの

そんな想いは募るけど
行きたくないふりして思わないふりして
ここ数ヶ月 足が遠のいていました

母親は肩凝りがひどく 夕食のあと
テレビを観ながら揉まされたもの

京塚昌子のドラマを観ながら どっちが肥えとる? と訊かれたもの 三浦友和を見てこんな息子がおったらなーなんて言うから 僕やって池内淳子みたいなお母さんが欲しいわと言い返したもの

ああ 気持ちええわぁ
あんたがいちばん上手やわぁ

誉められるのがうれしくて
母親の厚い肩はかちこちで
指は痛くなるし手はダルくなるし
使う筋肉を順繰りに変えて
つまんだり押さえたり叩いたり

あー 楽になったわ もーえーわ

エレベーターに向かう私をじーっと目で追う母親
扉が閉まるころには何があったか誰が来たか
きっと何も覚えていないでしょう

何も覚えていないながら
胸は何やらざわついているはず

お願いします よろしくお願いしますと
何度も頭を下げてお願いをして2階から1階へ

エレベーターに乗ってる間だけ泣きました
妻が待ってる車に向かいながら

何も起きていませんように
穏やかに笑っていますように

学校から帰ると母親は
いつも田んぼの中にいました

おかーちゃん お腹空いた
そーかー ちょっと待っときよ

あっという間にまるで魔法のように
食べるものを作ってくれました

賢くて優しくて怒ったら怖い
世界一のお母ちゃんが
私のことがわからなくなってしまいました





ワタチも肩たたいたろかー

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星野富弘

昭和21年群馬県に生まれ群馬大学教育学部を卒業し、高崎の中学校に体育教師として赴任しました。 24歳の時(1970年) 体操の模範演技の時、首から落ちて首の骨が折れてしまいました。 9年間の病院生活の後、不治のまま退院しました。 彼は首から下の自由を失い、手足は二度と動く事はありませんでした。 やがて 手も足も全く動かない絶望の淵で、僅かに動く口に筆をくわえ詩や絵を描き始め、今では多くの詩画を通して命の尊さや優しさを表現し私達に感動を与えてくれています。 なぜ花の絵が多いかと言うと、ベッドの上で身体を横にして描くから、顔の前十センチのところにスケッチブックを壁のように立てなければならず そうすると首からしたが動かないために どうしても見える範囲も限られ小さな花、お見舞いにもらった花を一輪しか描けなかったのだそうです。

星野富弘 著 “鈴の鳴る道” “花よりも小さく” “速さのちがう時計”より
 
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テーマ : かわいい♪コーギー
ジャンル : ペット

プロフィール

あずき家

Author:あずき家

岡山県生まれ
リトル・エルフ・ケネル出身
両親はキッドと真珠 
今は兵庫県の南の方
ドッグランが大好きな
超お転婆コーギー

2014年6月4男5女を出産
長女のふぅ四女のひなと
賑やかで大騒ぎの楽しい毎日

2017年11月5日 ひな永眠
3年と4ヶ月と15日
生まれてから1234日

2018年の暮れ 新しいブログ
あずきのいる風景 第四章』に
引っ越しました

2020年6月パールが里帰り
あずきとふぅとパールの
賑やかな暮らしが始まりました

明日も来てなー    応援してよーっ
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